尿路結石で激痛!はじめての救急車。

尿路結石で激痛!はじめての救急車。

はい、Mr.DandyDaddyです。

わたくし現在46歳、先日人生はじめて救急車のお世話になりました。タイトルにも書きましたが、尿路結石での激しい腹痛で躊躇しながらも人生はじめて自ら救急車を呼んだ出来事をご紹介します。

皆さんが救急車を呼ぶことに躊躇しそうな状況の時の助けになれば幸いです。

尿路結石の経験者は分かると思いますが、その痛みは死ぬ程痛いです。

その尋常ならざる痛みに悶絶し、不安がよぎるその状況に私はどのように対応しどうなったか?

日付が変わりそうな時間帯。私は机に向かってパソコンで作業をしていました。それまではまったく症状と言ったものは何も無く、普段通りに過ごしていたそのとき、前触れもなく起きたのです。

左の脇腹と背中に、何か違和感が出て来たのです。その違和感は何となく下痢や便が詰まっている時のような感覚で、痛みという感じでは無い不快感でした。

そんな感じでしたので、私はいずれ治まるだろうと油断していました。しかししばらく様子をうかがっていると、それは不快感から明らかな痛みへと変わっていったのです。

それでも、まだ下痢のひどい感じの状況かなと安易に考えていました。

そのとき違和感を感じてからすでに1時間ぐらいが過ぎ、深夜1時頃だったので寝たら治まるだろうと考えて寝床についたのですが、その痛みはますますひどくなる一方です。

そのときやっと、これは普通の状況ではないと確信しました。ただそれは同時に私の不安を増大させました。もしこの腹痛が何かひどい病気が原因だったら早く病院に行った方が良いだろうと。しかしよく人から話に聞いていた尿路結石だったら原因の石さえ尿管から移動したり、尿と一緒に排出されれば痛みは治まるから、救急車を呼ぶのははばかれる・・・。

さあどうしようと迷っている内に、痛みはさらにひどくなっていきます。

その痛みで、冷静に考えることも出来なくなりつつありました。じっとすることも出来ず痛みに悶絶する状況に、私が下した判断は尿路結石じゃなかったらヤバいことになるかもしれないので、救急車を呼ぼうと決断したのです。

そんな状況の時、家族は旅行に行っていて、私は運悪く家に一人でいたので、意識も朦朧とする状況で自らスマホを持ち、119番に電話したのでした。

はじめて救急車を呼ぶ。それも自分の為に。

119番すると、電話に出たのは女性のオペレーター。その人は深夜だということなのか、かなりやる気の無い面倒くさそうな声で「救急ですか〜?消防ですか〜?」と尋ねました。私は119番に電話するとこんな感じのテンションで話されるのか?これが普通?と思いながら質問されるがままに「救急です。」と答えたのでした。

その電話の主は、終始そのテンションで、苦しんでいる私に「救急車なんて呼ぶなよ」と言われているような雰囲気をかもしながら救急車の手配をしてくれました。

その時感じたのは、あーやっぱりいたずらとかで救急車を呼ぶ輩もいるのかなと。だからオペレーターさんもあのようなテンションになるのかな。少し同情しつつも、ああいう時こそ親身な感じを出して欲しいなあと弱った精神で思ったのでした。

そんなこんなで救急車が10分弱で到着。私の痛みが最高潮に到達したころ、救急隊員が私の家のチャイムを鳴らしました。

救急隊員の言われるがまま、ストレッチャーに載せられ救急車に向かいます。その間、救急隊員は私に色々と情報を聞き出そうとします。「どこが痛みますか〜」「下痢ではないですか〜」「おしっこは出ましたか〜」「おしっこが出にくかったことはありませんか〜」など、救急隊員は明らかに尿路結石を疑っているようすで聞くのです。

私みたいな歳でこんな状況は、結構尿路結石で救急車を呼ぶ人が多いんだろうなあと勘ぐりながら、救急車に乗せられ病院に向かいます。

すると、救急車に乗せられる前に最高潮に達していた痛みがなんだか和らいできたのです。

あれ、これはまさに尿路結石なんだろうと自分自身でも感じていました。そんな状況で救急車にお世話になっている自分に対し、やはり救急車を呼ばなかった方が良かったのでは無いか?とちょっと恐縮気味に目をとじながら病院に着くのを待っていました。

その間、救急隊員3人の内、若い隊員2人が冷たい視線で私を見ていました。その若い救急隊員の心の声が聞こえるようでした。「こんなんで救急車呼ぶなよ」と。

でも、救いは年配の救急隊員が優しく私に理解を示してくれる感じで対応してくれたこと。少しばかり後ろめたさが和らいだのは救いでした。

そうこうするうちに、救急車は病院に着き、ストレッチャーで病棟に入ります。すでにその頃には痛みは相当和らぎ、ここでも「あ〜こんな状況であれば救急車を呼ぶことなかったな」と面倒をみてくれる救急隊員やお医者さん、そして看護師に対し申し訳無い気持ちでいっぱいになったのです。

その後は、血液検査、痛み止めと結石の排出を促す点滴を打ち、レントゲン、CTを撮りました。その結果を見たお医者さんは、「尿路結石ですねー」と。

点滴と診察が終わる頃には痛みはすっかり消えていました。

私はこんな状況なら、救急車なんて呼ばない方が良かったのでは無いかと後悔していました。しかし、帰り際看護師さんが「初めての尿路結石は仕方ないですよ、お腹が激痛に見舞われたら不安にもなりますし、自己判断するのも危険ですからね」と。

その一言で、私自身救われた気になりました。

まだ夜が明けぬ暗い夜道をテクテク歩いて帰る自分がそこにいました・・・。

皆さん、お腹が尋常じゃなく痛み出したらすぐ救急車を呼びましょう。もし重大な病気だったら取り返しがつかないかもしれません。私みたいに尿路結石だったとしても、それはそれでいいんです。お腹が尋常じゃ無くいたいのですから、病院行って検査して痛み止めの薬もらったらひとまず落ち着きますし。くれぐれも自己判断は禁物です。特に尿路結石がはじめての人は、原因が分からないのですから。